「…太陽くん!太陽くんっ!!」 遠くで名前を呼ぶ声が聞こえる。 バタバタと慌ただしくストレッチャーで運ばれる。 「病院に着いたからね」 先生の声が聞こえる。 「アキ君、太陽!大丈夫よ」 泣きながら追いかけてくる母さんの声が響く。 「…っ、アキ!」 誰かが俺の名前を呼ぶの声が聞こえた。 次に目が覚めたのは病院のベッドの上だった。