ーーー


「……百未!!」



「………………………………お母さ……ん??……イッタ!」



「ほら、無理して起き上がらなくていいのよ!ゆっくり寝てなさい、百未、あんた事故にあって入院したのよ」


なんか、とても長い長い夢を見ていた気がする。





「入院……?事故??」

通りで頭が痛い訳だ

入院したことのない私はキョロキョロしていた





……でも事故って?




「なんか今日の昼頃百未が歩いてるところ車にぶつけられちゃったみたいでね?まあ百未のことだからよそ見してたんだろうけどねえ」




「そっか……私……何も覚えてないんだけど。」



「なんせ頭を打ったみたいだからねー。でもお医者さんも不思議がってたんだけど、傷が何一つないのよ、頭を強く打ったって言ってもたんこぶだけだし」




「……ふーん」



いまいち状況についていけなかった




「あ、お母さんちょっとあんたの着替え持ってくるから!!とりあえず少し入院するみたいだから!」




そういいのこし母は出ていってしまった



少しの間入院かあ、
どの位なんだろう
……とりあえず職場に電話しなくちゃ




ってあれ?携帯何処だろう。



ーーーガラガラ


「おかあーー」


お母さんといおうとした私の口はピタリと停止した