「……今までありがとうね。」
「え?何?」
「大好きだよ。」
「……!?……?」
私は眠るかのように意識が落ちていきました。
ああ、最後に
あんな素敵な夢を見れてよかった
きっと神様のご褒美なのかもね。
君とよく行ったカフェの抹茶ラテまた飲みたいな。
君はいつもブラックよ飲んでいた。
珈琲嫌いな私にとっては
珈琲なんて苦い汁でしかなくて
あまりにも君がその苦い汁を普通に飲むから
たまに私も飲めるんじゃないかって変な自信が湧いて
よく一口だけ貰ってたっけ
でもやっぱり私にとっては苦い汁でしかなかった。
それは何年たっても苦い汁は苦い汁でしかなかった。
どんな形であれ。
あの子にもう一度出会えてよかった。
本当に本当に良かった
でも
一つだけ願いが叶うなら
私のことを
忘れないで