「あの〜、ルールですから逃げないでもらえますか?」



支配者は突然私達の前に現れる。



「嫌……っ‼︎殺すなら私にして…!」


「は⁉︎未央なにいって⁉︎」


「海と陸は!…この2人は…私にとって本当に大事な人なの‼︎‼︎‼︎

だから…やめて……」



こんなことを言って許されるとは思っていない。


でも…私は…この2人を助けるためならなんだってしたい…。


自分が死んだって良い。



「未央…!君が死んだら…意味がないよ⁉︎」


「陸……私は…陸と海には生きてて欲しいの…!

私はあなたたちのことが大好きだから」


「は⁉︎俺たちだって未央のことが大好きだよ‼︎‼︎‼︎

だから!死ぬなよ……!!

殺すなら俺を殺せ!支配者!!!」



ハハハ、と支配者は笑って私達の方を見る。



(なにが…面白いのよ…‼︎)