銃弾が当たったのは……黒だった。



「あらあら〜、黒でしたねぇ〜!

それでは、未央さん以外…死んでもらいましょうか?」



そう言って迫ってくる支配者。



「海‼︎陸‼︎ごめん…!!!」



私は海と陸の腕を引っ張って教室を出る。



「ごめん…‼︎‼︎ごめん…私のせいで…‼︎‼︎」


「お前のせいじゃねぇよ‼︎今は逃げてみるしかねぇだろ⁉︎」


「大丈夫…!僕達は未央を責めたりなんかしない…。今でも、信じてる」



走りながらそんなことを話す。



(私は……最低だ…)



5th.ゲームが始まる前…

海が言っていたことを思い出す。


このゲームが何度も繰り返されているんじゃないか…


多分、それは……正解だ。



私は…このゲームを何度も体験してる。