「おー!こちらの教室で正解です‼︎

残り19分でしたー!

2nd.ゲームまでお待ちくださいー‼︎」


支配者がそう軽い感じで言ってきた。



(あと何分で……2nd.ゲームなんだろう…

こんな…死のゲームなんてやめてしまいたい………。)



「なあなあー!おーい!!」


「…へっ⁉︎……あ…は、はい」



急に喋りかけられ、ビックリして振り向くとそこには女の子がいた。


私より身長が低めで髪もショート。

少し癖っ毛のようだけど。


喋り方からして男の子っぽい女の子だな…と思った。



「おー、やっと返事したよー!!

お前、なんで4年4組にしたんだー?

俺さぁ、4年4組ってなんか4【し】だから『死』っぽいだろー?

だから選んだんだよー!お前はー?」


「ぷっ……凄い理由ね…ははっ。

私は…この学校出身なの!

『ある人』にとっての思い出はわからなかったから…

自分が1番好きだった場所に来たの…‼︎」



今、初めて会ったのに…


なぜか親しげに話せる…。