「相田!昔近所に住んでた相田だよな??」

どきっ。


私の思っていたことは間違っていなかったみたい。


先生も覚えていてくれてた。

「先生、やっぱりあの時の昔近所に住んでいた男の子ですか??」


どきどきしているのを隠そうと、平然をよそおい話した。



「そうそう!やっぱり相田も覚えていたか!教室に入ってきたとき目をそらされたの結構ショックだったんだぞー??」

先生は少しすねた顔をした。

だが、すぐ笑顔に戻り
「なんせこれからまたよろしくな??あ、近々親御さんにも挨拶にいこうかな??おばさんに会うのも久しぶりだし。」


そういい、私の頭をぽんぽん。
じゃあまたと手を振り職員室の方へ歩いて行った。


「…。」

しばらく固まっていたれな。

あの頭ぽんぽんは反則だ。




忘れかけていた先生への恋心が再び動き出した。