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「それじゃー、これからキャンプファイアー始めまーす!!」




あちらこちらから声があがる。




楽しそうな声が聞こえる。




今は夜。




真ん中にはキャンプファイアーにおなじみの大きい火が燃えている。




「それじゃ、まずはー…」




司会者の声が響く。




だけど、私は聞いていない。




頭がいっぱいだった。




「ねぇねぇ、最後にフォークダンスあるでしょ?あれ、楽しみだね!」




隣にいた千夏が私に話しかけてきた。