オカマバーの店の面々は、ここ最近の不況のあおりを受けて暇になってきた店を、メディアによる宣伝効果で、また盛り返そうという目論みが……
また、アンダーグラウンド芸人達は、間違いなく面白いのに“テレビの良識”とか言う壁に阻まれ世間に広くこの笑いを伝えられない鬱憤を、今回の番組で晴らしてやろうという思いがあった。
「よ~し!このステージに、俺達の全てをぶつけてやるぜ!」
「あの……そんなに張り切らなくても……少し位、手を抜いてもらってもいいかなぁ~なんて……」
シチローが不安そうに、そう呟いた。
かくして、『新宿二丁目のお店の人達とその愉快な仲間達』の一世一代のショータイムが始まった!
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