「死んでるって……一体どういう事?」


訳がわからないといった表情で、てぃーだが呟いた。


「なにも、死ぬほど笑わなくても!」


二人して大口を開けて驚いている子豚とひろきを横目に見ながら、ジョンは冷静に分析を始めた。


「何か原因がある筈だ…笑っただけで死ぬ訳が無い」


そう言って、横たわっているダースベーダーのマスクを外すと、中からは目の大きな、いかにも宇宙人といった顔付きのベタ星人が姿を現した。


「これがベタ星人の素顔かぁ……」


シチローが、興味深そうに覗き込んで言った。


ベタ星人の着ていたこの戦闘服には、様々なハイテク機器が装備されていた。


マスクのゴーグルには、赤外線暗視カメラ、熱探知による生体認識装置、そして、先程説明にあった全宇宙対応翻訳機……


「このチューブの様な物は、一体何なんだろう?」


一本のチューブが、マスクの口の部分から背中のタンクらしき物へと繋がっていて、その背中のタンクには、何やら見た事のない文字の様なものが印刷されていた。