弱点
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「フヒヒヒッーハハーッ」
「まだ笑ってるよ……ベタ星人……」
かれこれ、一分以上は笑い続けているだろうか…その笑い方も、最初は軽く笑う程度だったのが、段々と大袈裟なものになっていった。
その異常さに目をみはりながら、ジョンは只ならね胸騒ぎをおぼえた。
「おい、このベタ星人、何だかおかしくないか?」
笑いが一向に止まらない……いや、よく見ると、笑っているのでは無い。
苦しんでいるのだ。
「ヒィィッ…く、苦しい……助けて……ヒッ!」
バタン!
やがてベタ星人は、喉の付近を手で押さえながら、床へと崩れ落ちた。
「おいっ!大丈夫か!」
すかさずジョンが、ベタ星人の手首を持ち上げ、脈の有無を確かめる。
ベタ星人は、ピクリとも動かない。ジョンは、何ともいえない複雑な表情で、シチロー達を見回して呟いた。
「死んでいる……」
一体、何が起こったというのだろうか?
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