5人の目の前には、数ある衣装の中から探し出されたダースベーダーの衣装が置かれてあった。


「さぁみんな!コレを着て♪」


そんなシチローの号令に“バカ殿”の格好をした子豚と“ヘンなおじさん”の格好をしたひろきが、不満そうに口を尖らせた。


「ええ~っ!私、この格好の方が気に入ってるのに~!」


「あのね……コブちゃん…これは好みとかの問題じゃないの!ベタ星人に捕まってもいいの?」


シチローの説明に、渋々言うことをきく子豚とひろき。


「わかったわよ!着ればいいんでしょ!」


そう言って子豚は、白塗りの顔の上からダースベーダーのマスクを被った。


「おいおい、その上から被るのかよ……」


「そうよ!まだ写メだって撮ってないんだから!」


「コブちゃん♪後で一緒に撮ろうね~♪」


ひろきがそう言って子豚に笑いかけた。


実は、この事が後に重大な結果を招く事になるのだった。