青白い光を放つレーザーサーベルを振り上げて、ベタ星人は自衛隊に向かって切り込んでいった。


銃が効かないうえに、レーザーサーベルを振り上げて向かって来るベタ星人に、自衛隊もたまらず背中を向けて逃げ出した。


「なんだ!だらしない!」


テレビを観ていたジョンが思わず嘆いたが、実際にその場にいれば同じように逃げ出してしまうに違いない。


敵に背中を向けて、我先にと逃げ出す陸上自衛隊……


その中の逃げ遅れた自衛隊員に向かって、ベタ星人は容赦なくレーザーサーベルを振り下ろした!



「ぎゃあ~!やられたぁ~~!!」


時代劇の斬られ役のように、叫び声を上げて自衛隊員は倒れた。


「!!!」