奏丞は少しショボくれている涼の頭をぐしゃぐしゃと掻きまぜた。 涼のくせっ毛で柔らかい髪の毛がふわふわと揺れる。 「なにすんだっ!!!」 涼の髪の毛は一度ふわふわになるとなかなか戻らない。 髪型を気にするタチではないが、ぐしゃぐしゃにされているのは別だ。 「嫌がるなよ、りょーちゃん♪」