「さて……大北健吾は……




ニセモノではありませんでした」


「そんなの知ってたわよ…。


私は、健吾君の全てを知っているから………ね?




うふふふ………。




こんな姿になっても、健吾君を愛せるのは私だけよ。


私だけが健吾君を愛せるのよ。


それを、このクズ達に証明したかったのよ。


ごめんね、健吾君…健吾君………」


「佐々木きらら、ゲームオーバーです。


佐々木きららを、殺処分します」




佐々木さんは、


殺される…。


それなのに、佐々木さんは笑っていた。


ずっと、ずっと………。


その姿に、私は背筋がゾクッとした。




間もなく、




「うっ…」




という唸り声を上げて、佐々木さんは死んだ。