「責めてませんよ。基本的にそういう事はみんなでやって欲しい。誰か一人だけが背負うというのは良くありません。ですが、まぁ、それぞれ用事があって仕方のない時もあるでしょう。今回は花畑先生が一緒だった事ですし。いいでしょう」
にっこり笑う園長を見て、柚はホッと胸を撫で下ろす。
園長は一人だけが頑張るとか、要領のいい人間だけが得をするという事が嫌いな人だ。
だから、柚一人だけ残って竹馬作りをしたとなると、他の先生たちまで怒られてしまう。
みんなそれぞれ用事があって、柚は残りたいから残ったのだ。
『分かってもらえて良かった』
「ありが……」
「花畑先生、使えるでしょ?」
園長はさっきからずっと園庭を見ている。
「え?あ、はい。あ……意外と役に立ってます。ひとつ教えたらすぐ応用出来るというか。若いからかなぁ。飲み込み早くて。結構、使えるんですよ。これが。あっ、いえ、助けてもらってます……」
一気にまくし立てた後で言い過ぎたと思い、急に小声になった。
にっこり笑う園長を見て、柚はホッと胸を撫で下ろす。
園長は一人だけが頑張るとか、要領のいい人間だけが得をするという事が嫌いな人だ。
だから、柚一人だけ残って竹馬作りをしたとなると、他の先生たちまで怒られてしまう。
みんなそれぞれ用事があって、柚は残りたいから残ったのだ。
『分かってもらえて良かった』
「ありが……」
「花畑先生、使えるでしょ?」
園長はさっきからずっと園庭を見ている。
「え?あ、はい。あ……意外と役に立ってます。ひとつ教えたらすぐ応用出来るというか。若いからかなぁ。飲み込み早くて。結構、使えるんですよ。これが。あっ、いえ、助けてもらってます……」
一気にまくし立てた後で言い過ぎたと思い、急に小声になった。