「ところで、マネ希望の子は名前なんて言うの?」



私だけじゃ、上戸君は喜ばないんじゃないのかな?


なんてことを考えていると、馬場先輩に聞かれた。



「あっ! 栗原風乃です。」



「え?しの?!」


ものすごく驚く馬場先輩。

どうしたのかな?



「おいーー!しのー!

ちょっと来いよ!」


馬場先輩?
もしかして…




「なんすか?」


ダルそうに走って来たのは、神崎紫乃だった。

うそでしょー!

今日は会いたくなかったな。