ダッシュで購買に行ったのに、すでにパンの売り場には人の群れが…。


どうしよ…
これじゃ何も見えないし、パンも買えないよ。



「私のメロンパン……」



私がしょげていると、目の前に愛しのメロンパンが現れた。



「えっ?!メロンパン?!何で?!」



とりあえず、メロンパンを受けとってゆっくり後ろを振り向いた。



「あっ…」



後ろにはこの前の屋上で会ったムカつくあいつが、ニヤニヤしながら立っていた。