自分の部屋の扉を
勢いよく開ける

「ア〜ミ〜!!」

やっぱりアミだった
あの絵を描けるのも
ぼくの部屋にも

無断で入れるのもアミ
理由は…







アミはぼくの幼なじみ
だから。

隣…って言っても
馬車ですぐの所に
お城がある
そこの城のお姫様―。


なんで出会ったのかは
知らないけど
ずっと小さい頃から
一緒に居た


そして小さい頃から
アミは絵を描くのを
人一倍好きだった

アミの描く絵は
今にも紙から出て
きそうなほど
リアルだった。


アミの描く絵は
人を喜ばせられる力を
持っているから好き



「あーそれでねルイって今日誕生日でしょう?」


え?誕生日?

「だから絵描いてみたのここに来る途中に絵飾ってあったでしょう?」



「うん」

それはさっき見たからね

「あれはルイにプレゼントそれともう一つ…」


アミは綺麗な布に
包まれたものを開く


「はい!!このお城の絵!!」


アミはぼくに
照れ臭そうに
アミ自信作の絵を渡す