「私は人を絶対に疑わない…」



その顔はー…

真剣でいて何故か

悲しみに溢れていた―。


「どーして?」


「私は…弱くないからあの日から私は…人を疑わないで信じる事にしたの」




アミの顔はー…

今にも泣き出しそうな

顔だった…。


そう―。

昔、アミの大切な

たった一人の

姉が死んだ―。

自殺だったらしい…

追い詰められた…との

結果だった。

何故追い詰められたかの

理由は…ぼくは知らない

人の家庭の事情に

他人のぼくが首を

挟んではいけないと思い

理由は聞いていない…

でもー…アミは

アミの姉の墓の前で

こう言った…






『私がお姉ちゃんを信じてあげなかったから自殺したんだよね…ごめんねー…』




っと泣いて言っていた

何度も何度も

『ごめんね』っと

繰り返しながらー…