アミは自信にに満ちた

顔をしながら


ぼくの部屋を出て行く

ぼくもアミについて行く

後ろには黒羽―。

嫌な感じはしないが

なんか怖い…

そう思いながら

着いた場所は…

ペットの犬のマリーの


部屋。

「アミ様こんな所に連れて来ても意味ないんじゃ…」



黒羽は首を傾げながら

そう言う

「ルイ、マリー呼んでみて」



「あ、うん。マリー!!おいでー!!」


手拍子と共にマリーを

呼ぶと奥から

嬉しそうにぼくの所に

駆け寄って来る

「黒羽見て、マリーの口元」


アミがそう言うと

黒羽はマリーに

近付いた

「えーどれどれ…」

ぼくも黒羽につられ

ながらマリーを見る

「ねぇ…食べたのはルイじゃなかったでしょう?」



ぼくが見たものは…

生クリームがべったりと

付いたマリーの口の回り

「…ルイ様申し訳ありませんでした…」



黒羽はぼくの方に

くるっと向いて

謝ってきた

さっきまでの怖い顔とは

違い…いつもの黒羽の

顔に戻っていた