「涼っ!弁当食べにいこう!」


「分かった」



頭はいいけれど料理はできない

涼のために、私は

毎日涼の分の弁当も作っているんだ。




沙耶とはいつも、屋上で

一緒に弁当を食べている。



今日も屋上へ向かいながら、


涼と喋っていた。


「絢香、今日の弁当は何?」


「秘密ー!」