そして、待ちに待った日曜日。 私、沙耶、鈴香、涼で 涼の部屋を片付けていた。 鈴香は、1月になったら 退院できるらしい。 「鈴香も早く退院したいなぁ…」 何て言っているけど、 鈴香も涼の退院をとても喜んでいた。 その時、ガラッと扉が開いて スーツを身にまとった 若い男の人が入ってきた。 「涼」 「父さん!」 えっ……お父さん? こ、こ、この人が!?