それから、しばらくして学校に
行く前に彼が来てくれた
 
「おはよう、恵ちゃん。
朝苦手なのにどうしたの?」
 
何と無くわかってたんだよ…
 
「ごめん、千花…」
 
「何に対してのごめん?
朝から来た事?それなら…「違う」
 
お願い…言わないで…
 
「別れてほしい…。代わりでいいからなんてサイテーな事いっといて…。
本当にごめん」
 
彼は頭を下げて言った…
 
あたしは視界がボヤけながらも
彼に詰め寄った
 
「どうして?理由を言ってよ…」
 
彼は迷いながらも口を開いた
 
「あいつが…要が彼氏と別れたんだ。
お前と一緒にいても…あいつのことが頭から離れなかった。また誰かに取られる前に自分の気持ちを伝えたい…」