「佐々木先輩と、付き合えることになったの」
 
俺は無意識に大島に電話して…
 
『あいつの代わりでいいなら…
付き合う』
 
大島は電話の向こうで泣きながら喜んでた
 
誰かに取られるくらいなら自分の気持ちを言うべきだった…
 
…弱虫な自分
 
要の代わりに付き合うなんて
 
ーサイテーだー
 
わかっていても、どうすることも
出来ない…
 
俺と大島は『恵ちゃん』『千花』と呼ぶ程になり千花はいつも笑って嬉しそうにしている
 
けど、どうしても要への気持ちが消えない…