「お前さぁ、…その。
行けんの?」
もし行けないなら俺も高校行かずに働くつもりだし
「あ、高校?大丈夫だよ。
お母さんも高校は出といた方が
いいって言ってくれてるし」
そう言って笑った
よし、俺もここを、受ける
けど、気になって仕方ないのが要の一目惚れ…
すぐに冷めると思ったのにかなり本気になってやがる
たかが、一回会っただけなのに…
女ってそーゆーもんなのか?
要は好きでもあのヤローには彼女がいるかもしれない
それに、今は受験の大事な時期
とりあえず終わるまで待つか…
「あの、橘先輩。私、2年の大島千花って言います。こんな大変な時にすみません、ずっと好きでした…。付き合って下さい」
突然の告白だった…