「けいすけ、腕痛いよ…」
 
おばさんの返事も聞かずに俺は要の腕を引っ張って自分の部屋まで連れて来た
 
要を見ると叩かれた頬が腫れてる…
けど、要は俺の腫れてる頬を触って笑顔で…
 
「ほっぺ腫れてる…大丈夫?」
 
そう言った…
 
『お前がいつもいるから他の子と遊べないだろっ』
 
『あんたなんか…あんたなんか…産まなきゃよかった』
 
要は俺がいなきゃ一人だったのに…
何であんな事言ったんだろうか…
 
俺は柄にもなく大泣きした
 
要はこんなに小さいのに、何もかも一人で背負い込んで…それでも笑ってる
 
きっと一人の時は泣いてたに違いない…
これからは、お前がいつでも笑っていられるように俺が守ってやる…
 
 
 
その後母さんとおばさんが話し合って本当に要は暫くうちで預かることになった…