…ドキッ
 
いつもと違うエスパーに戸惑い
何も言えずにいると
 
「プッ…。んな顔しなくても襲ったりしないよ…。じゃあ、またね」
 
カァァァッ
 
「おそっ襲うなんて、何言ってるんですかっ。それじゃあ、さようなら」
 
今のあたしは顔が真っ赤だ
 
早足でその場をあとにするもクルっとエスパーの方を向いて
 
「ご褒美、期待してますから」
 
それだけ言って逃げ出すように帰った
 
 
「ププッ、…あいつおもしろっ…」
 
そんなエスパーの言葉なんて聞こえるはずもなかった…