「クリスマスさぁ、どーにも空きそうにないんだ…」
 
二人座って先輩に持たれていると
残念そうな声で言った
 
「クリスマスはどこも忙しいですからね、仕方ないですよ。あたしも1日バイトなんで…」
 
「バイトなら良かった。せっかくのクリスマスに一人家で泣かせずに済む」
 
「バイトがなくても泣いたりしませんよ?」
 
「強いな…、要は。俺は5分でも時間があれば会いたいって思うよ…。
これじゃ、どっちが男かわかんないな」
 
…先輩?
何かいつもと違う
 
「先輩…?」
 
 
 
 
 
敦郎先輩はあたしを真っ直ぐ見た
 
「要…」