「…何で?」
 
「何で俺がここにいるかってこと?」
 
先輩の質問に頷く
 
「久しぶりに休みもらったんだよ。学校休もうかと思ったんだけど、要に会いたくて来ちゃった」
 
優しく微笑む先輩の笑顔が嬉しくて…
 
あたしは自分から抱きついた
 
 
亜子、実際に先輩と会ったら挨拶程度じゃ済まなかったよ
 
先輩の笑顔が…
あたしに会いに来てくれたことが…
嬉しくて、嬉しくて
 
中々先輩から離れられないでいた
 
「…要、抱き締めてくれるのはすっごい嬉しいんだけど、キスの方がもっと嬉しい」
 
恥ずかしがることなく、サラッと言う先輩に赤面しながら…
 
 
 
 
ぎこちないキスをした
 
何度も何度もー