そういう事か…
「ふっ…」
「あの、何かおかしいこと
言いました?」
「いや、悪い。今日ココで食べたいなんて言うから何でかなーと思ったら、俺を説得する為ね」
「あ、生意気言ってすみません…」
シュンと少し小さくなる要
「留学するとなるといつ帰って来れるかわからない…。最低でも3年は帰れないと思う。お前と付き合えなくても同じ日本にいたいと思ったから留学は辞めて教師になるために進学しようとしたんだ」
「…3年も、ですか?」
「あぁ…」
………
少し間が空いて要が何かを決意したかのような顔をした
「…それでも、行くべきです。先輩の夢は実現できるのに、それを簡単に捨てちゃうんですか?あたしが言うのも変ですけど、女の人なら先輩レベルならいつでもできます。けど、留学は今しか出来ません。今行かなくてどうするんですかっ」