わざわざ店で食べたいなんて
何かあんのか?
 
「先輩、腕は大丈夫ですか?
痛みません?」
 
「まぁ少しな。さっき部屋で
エロいことしてた時は平気だったんだけどなぁ…」
 
いたずらっぽく言ってみる
くっくっく、顔が真っ赤だ
 
「なっ、、、。
お、お店のお客さんだってかわいい子いっぱいいますよ。その人達見てたら痛みもなくなるんじゃないですか?」
 
客の方を見るとみんなこっちを
見ている
 
…はぁー
 
「要以外、興味ない。第一、
あーゆー奴らは俺の顔が目当てだろ。そういうあからさまなのダメなんだよね、俺。その点要は最初、俺の事知らなかったし幽霊だのエスパーだの言ってくれて…」
 
「わー、すみません。いくら
先輩の事を知らなかったとは言え、とんだ失礼を…」
 
手で顔を覆って謝る姿も可愛くて怒る気にもならない
 
「だから、良かったんだよ」
 
「…へ?」
 
「要が俺を知らなかったから俺はお前に興味を持ったんだ」
 
「で、でも、あたしも先輩をかっこいいって思ってますよ?」