『間宮要さん、至急招集場所に集まって下さい。男女混合リレーが始まります』
………?
えっ、、、もうそんなに
時間経ってる?
いけないっ
呼び出しのアナウンスを聞いて慌てて招集場所に行くとすごい形相であたしを見ている人がいた
「…逃げ出したかと思ったよ」
「に、逃げ出すなんてそんな…。
遅れてごめんね、水沢くん」
「水沢ね、要がいないーって大騒ぎ」
第一走者の亜子がヒョイっと後ろを向いて間に入った
「勘違いする様なこと言わないでよ、大騒ぎじゃなくて逃げ出したんじゃないかと思っただけ」
「まぁまぁ、間宮が戻って来たんだからいいだろ環。予選突破しなきゃなんねーんだからモメんなよ」
水沢くんをなだめてくれたのは第二走者の伊原くん