「あたしはビラ配り。そう言う
水沢くんは?」
 
何だか重そうな袋を沢山
持ってるけど…
 
「俺らが飲む飲み物だよ。焼いてる側は結構暑いからね」
 
「そっか、そうだよね。今年は特に暑いし。重かったでしょ、教室まで持つよ?」
 
「何言ってんの、俺男だよ。これくらい平気。ビラ配り頑張ってよ。豪華賞品がかかってるんだから」
 
言うなり水沢くんはさっさと
行ってしまった
 
そう言えば、水沢くんの彼女は
年上なんだよね
今日来るのかな?来るなら是非
拝見したいっ
後で聞いてみよ
 
よしっ、とりあえず手持ち分だけでも時間内に配っちゃお
 
「美味しいたこ焼きでーす。
どうぞー」