「お前バカじゃねーの」
 
「きゃー、ごめん」
 
頭を抱えながら謝る、あたし
 
「する前に別れたっつーの。
別れてなかったとしても、あいつはまだ中学生だからな。ヤレるかっ」
 
恵介の真面目な答えに
ちょっと驚いた
 
「へー、意外。恵介、真面目な
とこあるんだ」
 
 
「お前なっ、ずーっと一緒に
いて俺をどんな奴だと思ってんだ。俺は付き合ったら真面目なんだよ。それより、そんな事聞くとはまさか要。アイツとヤったんか?」
 
恵介の言ったことに驚いて、飲みかけのジュースを吹きこぼしてしまった
 
「ブッ。何、変な事言ってんの?するわけないでしょ。ただ、…恵介はあたしに対して今はどんな気持ちでいるのか、あたしも恵介みたいに先輩を気にならなくなる時が来るのかなってちょっと聞きたかっただけで…」