自分の教室に戻るとみんなが噂の真相を聞きに俺の元へ駆け寄る
 
「なぁ、篠原んとこ行ってきたんだろ?どうだった?」
 
「本当じゃなくてもそんな噂が
流れるなんておかしいから別れた方がいいよ」
 
ほとんどの女子が賛同している
 
けど俺は…
 
「…噂はただの噂だよ」
 
そう言った
 
 
「なぁんだ」
 
「別れたら告ろうと思ったのに」
 
なんて口々に言いながら、皆は
その場を離れてく
 
 
 
「…アツ?」
 
「何だよ、海里」
 
コイツに嘘は通じないか…
 
「本当は?」
 
「……ヤってたよ」