それから俺と胡桃は休み時間の度にどちらかの教室に行って話すようになった
 
 
 
優しくて可愛い胡桃…
 
話も合って一緒にいて楽しかった
 
それに
 
同じクラスの奴らからは、あんな可愛い子と仲良くなれて羨ましいってよく言われた
 
だからか自分の気持ちが余計大きくなった気がして仕方なかった
 
…俺は胡桃が好きなんだって
 
 
 
だけど、最近胡桃が元気ない
 
俺の前で無理して笑ってる
 
「…最近、元気ないけど何かあった?」
 
「あ、ううん。何にもないよ。それより、今日帰りにアツの家行っていい?」
 
今日は誰もいないはず…
 
「いいよ」