数日して、あたしは敦郎先輩の
誕生日プレゼントを買いに来た
 
まだあるかなぁ、売り切れてたらどうしよ…
 
お店に入り探すとお目当ての物を発見
 
レジで会計を済ませてお店を
出ると声をかけられた
 
「間宮ー」
 
振り向いた先にいたのは桜井先輩と…キレイな女の人
 
「桜井先輩、こんにちは」
 
隣にいる人にも会釈をして彼女ですか?と聞けば笑ながら運動相手と返ってきた
 
運動相手?運動…相手?…運動?
 
…この人は、、、
 
「そんなふしだらな事して受験勉強はいいんですか?」
 
「ぷはっ、ふしだらって。スレてなくていいね、ずっとそのままでいてよ。それに、たまには息抜きも必要。頭ばっか使ってたら俺、廃人になっちゃう」
 
「…そーですか。用が無いなら
帰りますね」
 
今日はこのまま敦郎先輩の家に
行くんだから構ってられない
 
「間宮、俺は胡桃より間宮のが合ってると思う。…負けるな、胡桃にもお前自身にも」
 
桜井先輩はニッコリ笑って何処かへ行ってしまった
 
あたしは思いがけない言葉に嬉しくて、姿が見えない桜井先輩に向かってお辞儀をした