俺はアツが間宮を好きだから
自分の気持ちを押し殺したんだぞ
きっと間宮は泣いてる…
「なら俺が間宮を狙っても
文句ないよな」
「…何言ってんだ?海里」
「だってアツは間宮を捨ててまで彼女を選んだんだろ?俺、
間宮なら本気になれるぜ」
「ふっ…ざけんなよっ」
バキッ
「いって。殴る事ないだろっ」
「海里がふざけた事言うからだろ」
…ブチッ
俺は初めてアツにキレたかも…
いつもなら笑って許せることも
今回ばかりはそうもいかない
アツの襟を掴んだ
「ふざけてんのはどっちだよ。
お前が選ぶべき女は彼女じゃないだろっ。何泣かせてんだよ、
しっかりしろよ」
間宮があんな風に笑うのはお前がいるからなのに、何でわかんねーんだよ…
「…海里」
「コラっ、何やってるの二人とも。普段は仲良いのにケンカなんて。バツとして文化祭の実行委員を桜井くん、体育祭の実行委員を
山下くんにやってもらうから」
「そんな、小池ちゃーん…」
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