「体育祭の種目は明日決めるから何に出たいかだけ検討しとけー。さっそくだけど文化祭、体育祭の実行委員今から委員会やるからそれぞれの教室行けよー」
 
「要、あたし着替え取りに家に帰えってまた来るね。待ってるから」
 
「うん、わかった」
 
 
 
 
 
会議が行われる教室に入ると前の席に見覚えのあるシルエットが…
 
 
あたしは足がすくんで動けない
 
体育祭の実行委員なんて現実から目を背けるために立候補したのに何でいるの?
 
「間宮さん、入らないの?」
 
声をかけたのは同じクラスの
実行委員、水沢環
 
「あ、水沢くん。ごめん、
今入るね」
 
「俺ら1年だし後ろの方に
座ろっか」
 
「…そうだね」