あれから何日たったのか…
 
目が覚める度に夢だったんじゃ
ないかと思えて仕方がない
 
けど、ケータイを見ると先輩からの着信もメールもない事で夢じゃないんだって思い知らされる
 
 
あの日、泣きながら先輩に電話をした
 
何であんな事を言ったのか、
知りたかったから
 
 
 
鳴ることのないケータイを握りしめながらいつの間にか寝ていた
 
 
夢に出てくるのはあの時の光景
 
 
 
『…これで終わりだ』
 
その言葉にハッと目を覚まし
頬をつたう涙を拭く
 
目を覚ましてもあの言葉が頭から離れない
 
まるで夢の中にいるようだった