それからしばらく二人で歩いて
花火が上がる少し前に先輩が
 
「よく見えるところがあるから」
 
手を引いて連れて来られたのは
大通りから1本中に入ったとこにある小さな公園
 
「わぁ、誰もいない」
 
「20時だ。上がるぞ」
 
見上げると花火の打ち上げが
始まった
 
「すごーい、キレイ。
よく見えるし絶好の穴場ですね」
 
「うん、キレイだな」
 
先輩は少し黙ってあたしの名前を呼んだ
 
「…要」
 
花火の光で先輩の顔がよく見えて男の人なのに改めてキレイだなって思った
 
 
 
…今なら好きって言える
 
「先輩、、、あたし先輩のこと…
 
え…、顔が近い…
 
先輩の顔が近付いてきて
そのまま…
 
ちゅっ
 
あたしの唇にキスをした
 
 
 
 
あたし先輩と…キスしてる