「桜井先輩と何話してたの?」
 
「ん~、あたしの洞察力の
スゴさをね」
 
………?
 
「あんたは知らなくていいの
鈍いんだから」
 
「失礼なっ、あたしは鈍くないよ」
 
「お前鈍いよ」
 
「恵介まで横から口出さないでよ」
 
「そこが可愛いんだよ、間宮は。なー?」
 
あたしの頭を撫でようとした桜井先輩の手を二つの手が勢いよく止めた
 
「「…何しよーとしてんだよ」」
 
「あら、息ピッタリ」
 
敦郎先輩と恵介は目を合わせると
ハッとすぐにお互い顔を背けた
 
それを見て大笑いするあたし達
 
 
 
 
「なぁ、腹減らね?」
 
「じゃあ、お昼にしようか」
 
少し遅い昼食を取るためにお店に行く