『よろしくね?』

いつの間にか前から私の隣の席に移動してきた津川真尋はニコッと効果音が聴こえてきそうな笑顔を見せてきた
その笑顔はどれだけの人を虜にしてきたのだろうか



「よろしくね」


そして、状況は違っていても同じ業界という立場にたっている私はこの人に自分の素性をバレたらやばい状況なわけで……



『ね、ズルいよね。いいんちょー』
『ちょー羨ましんだけど!!』


女子たちの反感をかわないためにも関わらないでおこう。