学校に行こうとしたら剛君が私のところに寄ってきた。
近所に住んでいる可愛い可愛い剛君。
「さくらお姉ちゃん!あのね、昨日遊園地に行ってきたからこれ...」
「え?お土産?」
「嬉しいな」
うん、やっぱりかわいいよ。剛君はかわいい。
剛君は照れたような笑顔を見せた。
そしてランドセルを背負って走って行った。
お気づきのように彼は小学生。小学六年生。ちなみに私は高校一年生だ。
あ!蓮がいる。
心臓が高鳴る。
それを抑えるように深呼吸して
「おーい、蓮!一緒に学校行こう!」
叫んでしまった///
「いやーだ」
えぇーーショックだよぉ
「幼馴染でしょ?いいじゃん」
めげない私だし!
「昔仲良かっただけだろ?」
ひどいよ!ちょっと
「蓮はそんなこというの?がっかりだよぉ。」
わたしの頬を涙が滑り落ちる。これで正解。
「仕方ないなぁ」
「やったぁ」
「嘘泣きかよ」
「うん♡」
本当は、蓮といるとき心がポカポカして嬉しくって、どうしようもなく涙がでそうになるんだよ。
最高の朝。