学校に着き、すぐに勉強を始めた。
分からないところは優花が教えてくれて、部屋で一人でやるよりもはかどった。
「優花、ありがとね……」
「いいよ!今回は半分より上に入る目標だもんね。」
「うん……。できるかビミョーだけど。」
「できるよ!栞奈理解早いもん。」
今朝のメイドさんと言い、優花と言い、
みんな私に甘い言葉を掛けすぎです。
10分休憩も昼休みも潰して私は勉強した。
どれもこれも全部さくらと遊んであげるため!
今日は頑張る日だもん!
なんとか学校が終わり、私はほぼ駆け足で保育園へ向かった。
「さくら、おいで」
「あ、今日は早い!」
「よし、走るぞ!」
保育園の先生に会釈をして、私はさくらの手を引いて家まで走った。