「気安く花音の名前を呼ぶな!」

拓はそう言ってくれた。ほんとに優しいなと思った私。
莉緒は拓の言葉に怖くなったのか…

「うるさい!いい加減にしないとホントに怒るんだから!これは警告よ!」

「じゃあ私からも警告しておくわ。調子に乗らない事ね。後々泣く事になるわよ?
あの男にバラすのは私の気分次第よ。」


「っ!」

それだけを言い私は教室に戻った。