昨日の事だった。

転入の事で忙しい時期に父からカフェで待っている。
とのメールが来た。
いつもはふざける父がまともなメールだったので
重要な事なんだとすぐに分かった。

急いでカフェに行くと
落ち込んだような父の姿が見えた。
向かいの椅子に座って

「どうしたの?」

すると信じられない言葉が父の口から発せられた。

「ごめん。麻実。
母さんや麻実達を襲ったのは私だ。」



何言っているのかわからなかった。
何で?
不思議な事だらけだ。
すると父が説明してくれた。

「あの時の私はどうかしていた。自分でも分かっている。
…金に目が眩んだんだ。ごめんな。」

「誰からお金貰ったのよ。」

「そ、それは…」

「早く言いなさい!」

そのあと、もっと信じられない言葉が出てきた。

「そ、その…
り、莉緒さんだ。同じクラスだったんだろ?
彼女から聞いたんだ。」