私は部屋に戻り、歩く練習をした。
歩く事は難しいけれど、立つ事は出来るようになってきた。
1年も眠っていたら、こうなるのも当然か。
立つ事から練習なんて…
ベッドに座って休憩していると…

「麻実。頑張っているんだな。」

秋斗が扉の前に居たんだ。少し前の泣いていた秋斗の表情は無かった。

「秋斗…どうしたの?」

「いや…話をしたいだけ…」

歯切れ悪く言う秋斗。
なんだろう…いつもと違う秋斗。

「なあ…お前は知りたいのか?」

「なにを?」

「お前を殺そうとした犯人。」

私は耳を疑った。何で…秋斗が知ってるの?
でも…そんな疑問より聞きたかった。




犯人を…