お昼。


「じゃ!ごめんね?」


と、ルンルンと彼氏の所に行った沙奈。




はぁー、1人か。



空き教室は、ダメでー。


屋上行くかー!







屋上。



あんまり、人がいないからよかった。


屋上にあるベンチに座ってお弁当をひろげた。




お弁当を食べながら景色を見ていた。



「あっ!梨緒ちゃん?」


うん?この声は…


瑠衣斗くんじゃん。今日は1人なんだ。




私は、視線を戻した。



「あれ?なんか冷たくねぇ?」


あたりまえでしょ。


「昨日、あんな事したから?」


だまれ。


「もう、そんな拗ねなくても」


拗ねてねぇよ。



「ねぇー、梨緒ちゃーん?」


うるさいな。


私は、お弁当をかたずけて立った。



「うるさいな。うざい。
てか、私に関わらないでよ!」


瑠衣斗くんは、フッと笑って


「うーん。それは、無理かな?」


「は?なんでよ?」


「俺が…お前を気にったから」


また、キャラが変わった。

てか、お前って…

てか、気にったって…


「だから、俺は梨緒ちゃんが何言っても関わるよ〜」


と、またキャラが戻った。

戻ったっていうかあっちが本性?


謎だ。


「瑠衣斗くんって、よく分からないよね。なんか…キャラよく変わるよね」


「そーう?どっちがお好み?
なーんてね!またね〜」


と、行って屋上を出て行った。




本当に、謎だ。